誕生日の過ごし方〜一年に一度、自分を迎えに行く日〜

好日録

先日は私の誕生日でした。
私には、誕生日にしている小さな習慣があります。
毎年、「こう過ごす」と決めていることがあります。

全部できなくてもいい。できることだけでいい。
誰かに教わったわけではなく、
気がついたら自分の中にできていた、小さなルールです。

新年になると、「今年やりたいことリスト」を書く人は多いと思います。
私もそうです。
新しい年が始まると、
「これをやってみたい」「こんなことに挑戦したい」と考えて、
少し背筋がシャキッとしますよね。

でも、私にとって誕生日は少し違います。
新年が「何をするか」を考える日だとしたら、
誕生日は「どんな自分と過ごしたいか」を考える日なのです。

「どんなことを達成したいか」ではなくて、
「どんな私と一緒にいたい?」
そんなふうに、自分に問いかけます。

不思議なもので、そうやって想像している時間は少しウキウキします。

未来の自分に会いにいくというより、
自分の中にいる「こんなふうになれたらいいな」という人を、
少しずつ迎えにいくような感覚です。

そのために、誕生日の前から少しずつ準備を始めます。

新しい下着を買ったり、
身体をきれいにしたり、
不要なものを処分したり、
中途半端になっていることを終わらせたり、
指先や足先を整えたり。

書いてみると少し面白いのですが、どれも大きなことではありません。

でも今思うと、これは新しい「私」を迎えるための小さな身支度なのかもしれません。

誕生日当日にも、自分の中で決めていることがあります。

日常と違うことをひとつすること。
お参りをすること。
朝日を浴びること。
手帳に予定を書くこと。
新しく使うものを買うこと。
そして、自分のやりたいことや好きなことを優先すること。

逆に、なるべくしないようにしていることもあります。

バタバタ慌ただしく過ごすこと。
不愉快な場所や環境に長くいること。
喧嘩や揉めごと。
悪口や陰口。

「新しい私」の始まりの日だから、自分の心が喜ぶ空気の中にいたいのです。

そうやって毎年、自分について考えていると、面白いことがあります。

過去の手帳を見返したときに、
「あ、また同じこと言ってる」
と思うことがあります。
同じことを書いていることもあるのです。 

でも逆に、
「前はすごく大切だったのに、今はそうでもないんだな」
と思うこともあります。

少し前の私は「こうなりたい」と強く思っていたのに、
今の私は違う景色を見ていることがあります。

そんな変化を見るのが好きです。
自分って、自分が思っている以上に変わっていくものなのかもしれません。

今年、私は手帳にいろいろなことを書きました。

健康で心地よい身体づくり。
笑顔の練習をして、いつでも素敵な自分を意識する。
頑張るよりも面白がる。
嫌になってもいいし、逃げたくなったら迷わず逃げる。
日々の小さな静かな幸せは、俳句に込める。

きっと来年の私がこれを読んだら、
「また同じこと言ってる」と笑うかもしれません。
それでもいいと思っています。

そうやって少しずつ、
自分が大切にしたいものを確認しながら生きていけたら、
それだけで十分な気がするからです。

そして最後に、私が目指すもの。それは、

ちょっとワガママなチャーミング星人。

以前、「どんなおばあちゃんになりたい?」と考えたことがあります。
そのとき、不思議と頭に浮かんだ言葉がこのチャーミング星人でした。

正直、今でも具体的に何なのかはよくわかりません。
でも、自分の好きなことをちゃんと知っていて、
心が嫌がることからは少し距離をとれて、
楽しそうに笑っている人。
そんな存在なのかもしれません。

これから少しずつでも、
そのチャーミング星人に近づいていけたらいいなと思っています。
完璧じゃなくてもいい。
少しくらいワガママでもいい。
これくらいが、案外ちょうどいいのかもしれません。

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